TOKYO Portrait Award 2023 at LE DECO
2023/12/12(火)~12/17(日)
年2回(夏・冬)開催されているTOKYO models/TOKYO Portrait Award、2022年の夏開催に参加して以降、2回ほどお休みを頂いていましたが、今回改めて参加させていただきます。
「同じ週末で展示かぶってるやん」といったクレームは耳を塞いでおきます💦
そんな中で出すに至った動機とか、今後のTM/TPAに対して云々は、どこか程い時期で、少し触れれればと思ってます。
にしても展示用のデータ入稿は早い、というのがフリースタイル型ではなく、統一フォーマット型の特徴で、それ自体は早々に終えていたんですよね。ただ直前まで告知準備ができずで…
開催報告
X(旧Twitter)でのつぶやきでも少し触れましたが、TM/TPAは第2回開催となった’19末からかれこれ今回で6回目になりました。開催がスキップされたことを除けばTM’22までは継続参加してて、そのあと2回参加スキップしていた感じです。参加判断は早々に…というのはこのTPA’23の前のTM’23の様子を見ていて、というところだったわけですが。
最後のほうまで参加するか悩んだ(躊躇した)件…
「(数回前あたりから変わらず)A4×3枚の展示である、そして隣との展示ピッチが狭い、その展示スペースの足元にブックを置くことになり、来廊者がブックを見始めるとほかの来廊者の方が展示が見づらくなる」
が変わらずで、その中での参加費用を見たうえでの価値があるか、というところだったんです。勿論、各展示で主宰によるフォーマット決定はありますし、それが気に入らないのであれば参加しなければいい、という話なんです(別に強制されているわけではないので)。
なぜTM/TPAの過去開催2回を参加スキップしておきながら、TPA’23に?という点ですが「小夜さんが撮影休みから復帰したから」という単純な理由が大きいです。
そもそもTM/TPAの過去開催2回を参加スキップした理由が「小夜さんが休みに入られて新しい撮影ができてない、過去作で出すつもりはない」という理由で、ようは新作に向かえる準備ができたことなんですけど…ただ長く「TM/TPAで応募・展示するんであれば小夜さんに協力いただいて」を変えたくなかったのもあり、今回その判断も含めてと。
撮影と展示について
作品コンセプトになっていたのは「坂本龍一氏の曲」です。
展示キャプションではR.Sと、ブックではR.SAKAMOTOと表記させて頂いていました。曲をモデルさんとの共通用語として表現できるものがないかなと思って向かった感じです。(タイミング上トリビュート感もありましたが)
「Happy End」「Still life in A」「A flower is not a Flower」
の3曲を撮影方針として伝えて、そこから思いつくものとして衣装・ヘアスタイルなどを考えてもらったというところです。
ちなみに「坂本龍一氏の曲」をコンセプトとして撮影に臨んだのは、今回の展示分だけではなく、別展示分にも登場してます(します)のでご確認いただけますと。
その中で、展示として選んだのは「Happy End」想定での撮影分から。
曲調から力強さを感じたということで、それを含めて黒が強い感じになったのですが、撮影のタイミングでスタジオに強く光が差し込むところがあり、これはチャンスと思い撮影したのが展示作品の上2枚、結果としてより強さが増したのかなと。
そのあと太陽を遮るように雲が出た都合で薄暗い中でも、というのが下1枚、でこれはその強い陰影だけではなく、少し陰った中でも持つ力という形で選んだという組です。
本来の目的からすれば、3枚完結でどう見せるか、なんだとは理解をしていながら、「補完」ではなく、そもそも撮影としてのコンセプトとして、このブックの流れのなかの抽出…(どっちも評価分かれそうですけど)…ブック作りました、それも見てね、だった感じも。
ブック
コンセプトからのストーリーとして伝わるかわからないけど必ず1冊作って見てもらう、というのが常になってきているのですが(これがまたシンドイ)。ブック内としての選んでいる写真自体はどうだったかですが表現については比較的評価もらえたのかなと。
あとこうやったらかっこよさそう(特にコンセプトに合いそう)と思ってチャレンジしたのが
・すべて白ではなく黒ベース(表紙だけではなく中ページも)
・表紙に写真を入れずに、タイトル相当も小さ目にする
・その表紙裏に暗めの白黒で写真を挿し込む
だったわけです。
終わりに
写真に対する承認欲があるかはわかりません。
「賞もらえたら嬉しいけど、まぁ…」という具合で、むしろ賞狙いで自分が撮りたい画に向かえないのであれば諦める、というのがある程度。
といえど自分1人で作品化しているわけではなく、一緒に作ってくれているもう1人に対して、となったら考えは別になるのかなと。そういう葛藤も若干ありましたが、賞を頂けたらモデルさんへの恩返しになるのであれば…というくらいだったのです。
今回H&Y賞、敢闘賞を頂けました。ありがとうございます。
とりあえずではありますが「皆様ありがとうございました」。
主宰、運営関係者、運営サポートされた方、大半がこちらでしょうけど、参加カメラマンおよびモデルの皆様…
最後に、今回もモデルとしてご協力いただいた小夜さん、今回の賞は小夜さんありきだと思ってます、ありがとうございました。次回TM/TPAは6月のTOKYO modelsとしての開催なんだと思います、自身どうするかは今後検討ですが、向かうとなったら真っ先に声かけますのでまた相談させてください。